集英社文庫の短編復活をしっていますか?この一冊には16人の超人気作家さんの物語が集められています。
・赤川次郎・浅田次郎・綾辻行人・伊集院静・北方謙三・椎名誠・篠田節子・志水辰夫・清水義範・高橋克彦・坂東眞砂子・東野圭吾・宮部みゆき・群ようこ・山本文緒・唯川恵
本を読まない人でも聞いたことのある作家さんが1人はいるのではないでしょうか?短編ということで普段本を読まない方でも、取っつき易いのではないでしょうか。短編で色々な作家さんを読めるというのはすごくメリットのある一冊だとおもいます。この一冊で16人の作家さんと短編という形で気軽に出会うことができます。長編の小説も面白いのですが、普段本を読まない方や、初めての作家さんにチャレンジするのには気持ちが大事です。短編なら短編だから気負うことなく手を伸ばすことができます。
私は、綾辻行人さんの特別料理という一編が気に入りました。いわゆるゲテモノ、珍味と言われるものを食べることが好きな男性があるレストランに出会い、そして珍しいものを料理するレストランに夫婦で通うようになった、最初は虫や珍しい動物の肉を食べていた夫婦だが、ある日オーナーからスペシャルメニューの存在を知らされ、ランクCを食べることになった。ランクAのスペシャルメニューを食べた夫婦は完全に食に狂っており終わりにゾクりとさせるものがありました。綾辻行人さんという作家さん自体を知ったのはこの短編を読んだからです。きっとこの短編を読むことによってでしか出会うことのない出会いがあると思います。