es.「不純な純真」

私は音楽がとても好きで、電車に乗っているときや、ひとりで街並みを歩くとき、ふとした瞬間にやさしく強く寄り添ってくれる音楽たちが、わたしの日々を支えてくれていると感じています。いろんなジャンルの音楽が好きで、それぞれがオリジナルのパワーを持って心地よい癒しをくれるので、いろんな雰囲気の音楽を日々聞いています。

でもときどき、特に身体や心が疲れすぎたときですが、どんな音楽も沁みてこない、すべてがストレスに感じてしまうときがあります。
音楽すら受け入れられない、誰かの思いやりやアドバイスやおせっかいの言葉はすべてどこかに飛んでしまう、自分の心と頭がどこにあるのかわからなくなってしまうとき。
そんな状況ですから、音楽なんてどだい耳に入ってきません。
でも、es.の曲は違ったんです。es.の音楽だけはふっと耳と頭に入ってきた、というか、ぼろぼろの頭の中で思うのは、いつか何故か不意に聞いたes.の楽曲だけでした。
シンプルで沁みる、それでいて奥深いメロディーとサウンドを、耳と心が恋しがっていました。
切ない歌詞に触れたがる皮膚。こんなわたしにも寄り添ってくれる気がした。
わたしのフロアに降りてくるんじゃなくて、彼らのフロアにわたしを連れて行ってくれるような、押しつけじゃない感情と高揚と愛情。
自分がこんなに「静かにブチあがる」なんて思わなかった、音楽って本当にすごいと思わせてくれた最上のバンド、es.。

言葉にならないのでこんな文章になりました、一度聞いてみてください。es.の魔法にかかってみて欲しいです。