1997年デビューのテクノポップなシンガーソングライター。
デビュー当初は、その歌声が、遊佐未森に似てると言われていましたが、もう20年選手。
彼女のオリジナルの世界は、誰にも真似ができない、至高のものとなっています。
独特なハイトーンボイスがまず魅力。
絵本のような世界、とおもいきや、心の深いところをついてくる歌詞、オリジナリティあふれて、かつ、キャッチーなメロディ、アレンジ、ジャケットのイラスト、デザインまで手がけていて、世界観全てを作り出す才能は凄い!の一言。
1997年、かの細野晴臣氏のサポートのもとシングル「はちみつ」でデビュー。
レーベルは日本を代表するレコーディングエンジニアの寺田康彦氏率いるシンクシンクレコードです。
1stアルバム「散歩前」は本当に楽曲、編曲とも素晴らしく、捨て曲無しの素晴らしい作品となっています。
「野ばら」が名曲すぎて凄いです。
インディーズとしては破格のヒット作品だと思います。
2nd「アカリ」かなりポップな路線。
歌い方もかなり自由になってきていて、彼女の成長を感じさせます。元ザバダックの上野洋子がアレンジを担当した曲や(のちに村上ユカはvita novaにも参加)ミックスでフィッシュマンズやヤノカミで知られるZak、spank happyのミックスで知られる杉本健が担当しています。
3rd「角砂糖」はホッピー神山氏のサウンドプロデュース。
今までとは違い、豪華なバンドアレンジ、弦カルもあり、高級感があります。
最新アルバムは、2013年に出た4th「鳥と魚」
テクノポップを基盤としながら、ドラムンベースなども混ぜていて、曲もまるで万華鏡のようにいろんな曲があり、9年待った甲斐がありました。
2015年に出たシングル「鏡の世界」も、心の風景を絵画に仕立てたような美しい作品で、必聴です。
youtubeに全曲試聴が出来るようになっているようなので、知らないと損なので、一度聴いてみるとよいと思います。
ポリスターに在籍していた事もあり、その時代のシングル「雲色のじょうろ」「小鳥」も名曲です。
ライブ活動も盛んで、ライブはCDよりよいです(と言ったら怒られるかな)。
亡くなってしまいましたが、ザバダックの吉良さんともライブをしていましたね。
2017年は20周年イヤーなので、
先日のライブで聴いた新曲「銀河エレベーター」も最高でしたし、新しいアルバムに期待したいところです!